I am a JICA Junior Expert in Indonesia. Don't stop me now!

2012年8月19日日曜日

断食が終わった

多忙とネット環境の悪化でブログの更新が
滞ってしまった。今週は断食が終了した為、
ジャカルタ滞在。ネットが繋がるので、少々
記事をアップデート。

1.5月
実は、急性胃腸炎による脱水症状で3日ほど
入院した。生まれて初めて入院、生まれて初めて
点滴・・・ということで、不安だったけど快復。

2.6月
ボランティア総会で同僚と一緒に活動報告した。
同僚とは村落でのコンポスト作りや環境教育を
共に実践中である。

とてもやる気のある職員の為、日本で実施される
コンポスト研修に派遣することにした。

ただ、パスポートの申請費用等は自己負担となり
金銭的には少々痛手だ。しかし、彼は「経験は
お金では買えない」と言い、積極的に参加を表明。
僕は残りの任期を彼にささげることに決意した。

3.7月
断食前でみんなソワソワし始めた時期。
断食に向けてお祈りの音も爆音となる。
夜中までイスラームの勉強会をやる。そして
騒ぐ。僕は眠れない。

4.8月
8月18日に断食が明けた。2億4千万人の民族大移動
(帰省ラッシュ)も終わり、ジャカルタはゴーストタウンに
なった。



2012年6月17日日曜日

最近疲れてきたか?

最近、ブログの更新が全くできない。
理由は

1.ネット環境
今年に入り、任地のネット環境が格段に悪化。
25キロのワードファイルを添付するのも大変。
というわけで、ブログのアップなんてとんでもない。

2.多忙
任期1年目に蒔いた種が発芽しすぎて業務量増大。
一人で裁くのは結構厳しい状態になった。

残り202日、どうなることやら・・・


2012年4月25日水曜日

4月の近況報告

4月の近況報告
勝手に乾季突入宣言!


読者の皆様、こんにちは。
3月末から4月中旬まで多忙で、まったく記事を更新できず。
しかも、任地のネット環境が最悪だったので、記事のアップ
が出来ませんでした。大丈夫です、生きています。


1.4月25日、乾季突入宣言
今朝、起床し窓を開けたら快晴なり。
真っ青な空にグデ山とパンランゴ山の山頂がくっきり見えました。
本日をもって、グデは乾季に突入したことを宣言します。


2.4月の近況報告
・4月第一週目
前任者の高校教員と日本のNPO「共存の森ネットワーク」の職員さん
がお見えになり、環境教育のワークショップを開催致しました。

日本では高校生を対象とした「森の聞き書き甲子園」という環境教育
が実施されています。ぜひインドネシアでこの環境教育を実践したい
という要望があり、NPO、前任者との協働の元、インドネシアへの
輸出プリジェクトが始まりました。

本件、まだ始まったばかり。
今後も実施~評価に向けて動いていきたいと考えています。

*共存の森ネットワーク

・4月第二週目
日本からのお客さんも帰国し、通常業務に戻りました。いつも通り、
近所の小学校へ出向きコンポストの進捗状況を見守り、村に入り
住民とはなし・・・

それに加えて、ジャカルタのInternational Schoolより声がかかり、
植林や環境教育に取り組みたいがどうすればいいか?との
問い合わせが入りました。

早速、学校へ出向き営業活動。
植林プログラムや環境教育について説明し、今後当該学校の
環境教育プログラムの作成をお手伝いすることになりました。

・4月第三週目
4月1日に山開きしている為、山に入りトレイルの確認をしました。
3月は強風の日が多かったため、思った以上に気が倒れていたり
していました。


こんなふうにして、私の日常は過ぎています。
来週は、今季初登山です。とても楽しみにしています。




2012年3月24日土曜日

家庭用コンポスト、普及作戦

最近、多忙につき全くブログの更新が出来ませんでした。
生きています。少々報告を。


0.任地の天気
まだまだ雨季なわけだが、たまにカラっと晴れることがある。
少しずつ乾季の足音が聞こえてきた。

1.家庭用コンポスト
開発途上国、殊にインドネシアは家庭部門のゴミの排出量が
とても多い。したがって、家庭ごみ(生ゴミ)を以下に減らすのか、
これが政策的に重要な課題だ。

私は、公園周辺の村落にて家庭用コンポストの普及作戦に
取り組んでいる。家庭ごみをボックスの中に入れると、翌日には
消えてなくなる、そんな魔法のバケツである。

コンポスターたち。家庭に配布してゴミの減量を目指す。
発酵液を入れた種床。この中に生ごみを入れると分解される。

まずは、10世帯にコンポスターを配布して、経過観察。
その後、もし成果が出たら、行政を巻き込み、本格的な普及ステージに
入る。そこまでやって、私のミッションは終了(任期終了)というところか・・・

頑張れ、青年海外協力隊。



2012年2月23日木曜日

ラジオ番組に出演(企業のCSR活動とゴミ問題について)

Smart FM Radioに生出演
企業の社会貢献活動と環境教育について語る



2012年2月22日、インドネシアのFMラジオ「Smart FM」の
「CSR Wisdom」という番組に出演しましたので、報告します。

「CSR Wisdom」は、NGOのIndonesia Business Links及び
経済紙の「Fortune」誌がスポンサーとして提供している番組です。
今回は、JICAの後援の元、「企業の社会貢献活動とゴミ問題」
というテーマでオンエアーとなりました。

当日は、NGO代表のYanti女史がモデレーターとなり、JICAからは
隊員のわたくし、そして、当国立公園の環境教育活動をサポート
して下さっているPT Super Wahana Tehno社(プリスティン)の
ベンジャミン氏を交えた対談となりました。


右側が隊員
私は、JICA事業について若干説明した後、任地での環境教育活動、
そして、プリスティンと連携した学校での出前授業について説明しました。

また、プリスティンからは、「国立公園は大切な水源地。今後も公園周辺
での環境教育を通じて水源を守り、消費者に安全でおいしい水を提供
したい。」とのコメントがありました。

オンエアー中に、インドネシア各地から電話やSMSでの質問が相次ぎました。
JICAは国立公園以外にも人を派遣しているのか?
日本でのゴミ処理はどうなっているのか?
等々、リスナーからの質問にも適宜回答しました。

インドネシアでは、多くの企業が社会貢献活動に興味を示しています。
しかしながら、ノウハウや経験の不足から、何から手をつけて良いのか
分からない企業も多いと思います。

国立公園は、環境教育や植林事業を通じて企業の社会貢献活動を
サポートすることが出来ます。現に、当国立公園では多くの日系企業が
植林や環境教育事業に取り組んでいます。

今後も、より多くの企業に社会貢献活動に取り組んで頂けるよう、
国立公園職員として努力いたします。

*1.Indonesia Business Links
http://www.ibl.or.id/

*2.Smart FM
http://radiosmartfm.com/


林業省 森林自然保護総局
グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
青年海外協力隊(環境教育)
吉田賢一


2012年2月15日水曜日

出前授業(グデ公立第二小学校)

グデ公立第二小学校で出前授業を実施



2012年2月14日、当国立公園周辺のグデ公立第二小学校
にて出前授業を実施したので、報告します。

グデ公立第二小学校は、当国立公園と私有地との境界に
位置する小学校です。学校周辺は、お茶畑と豊かな森林
で彩られています。

私は、当国立公園チアンジュール支部の実施する出前授業
に参加し、インドネシアのゴミ問題について発表しました。

発表する隊員

高い経済成長率と人口増加が続くインドネシアは、
ゴミ問題と対峙せざるを得ません。今回は、ジャカルタ周辺の
ゴミ山の写真を見せながら、インドネシア全体としてのゴミ問題と
ゴミのポイ捨てやポイ捨てによる水質汚染等、身近なゴミ問題の
ふたつについて話しました。

プレゼンの後は、校庭で体験型学習、「見える化」授業です。
たとえば、下の写真は森林伐採が進んだ村で、なぜがけ崩れが
発生するのか?説明している様子です。

「見える化」授業の様子。

今後も、周辺小学校での出前授業を通じて、森林の役割や
インドネシアの直面する環境問題について分かりやすく解説し、
任国の社会経済の発展に向けて努力する所存です。


林業省 森林自然保護総局
グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
吉田賢一



2012年2月9日木曜日

出前授業(チマチャン公立第一小学校)

公園周辺の小学校にて講演
教員向けにコンポスト講座を開催


2012年2月9日、当国立公園周辺のチマチャン公立第一小学校
にて講演及び教員向けのコンポスト講座を開催したので、報告
します。

チマチャン公立第一小学校は、昨年も出前授業を実施した学校
で、環境教育に力を入れようとしています。しかし、ノウハウの
蓄積がないため、私を中心に国立公園が環境教育の支援に
乗り出しました。

本日は、ムハンマド生誕記念日のお祝いのイベントに招かれ
ました。約200名の児童の前で、今後始まる環境教育プログラムの
説明をしました。

児童を前に講演する隊員。
来週以降、児童と共に次のことに取り組む予定です。
(1)ゴミの分別指導
(2)ゴミ箱の設置
(3)コンポストのメカニズム解説
(4)コンポスト実践

また、教員に対しては、環境教育のプログラム作成を
サポートする予定です。私の任期が終了した後も、継続して
環境教育に取り組むことが出来る体制作りを目指します。

今後も出来る限り公園周辺の小中学校に訪問し、
環境教育を提供できるよう同僚職員と共に取り組む所存です。


林業省 森林自然保護総局
グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
青年海外協力隊(環境教育)
吉田賢一



自己紹介

自分の写真
Kenichi Yoshida(Mr).サラリーマン生活を経て2011年年始よりJICA青年海外協力隊でインドネシアに赴任。2013年1月に本帰国。