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2011年7月23日土曜日

第二四半期を終えて(2011年7月)

第二四半期を終えて(2011年7月)


配属されて以来6か月が経過した。感じたこと、仕事などなど、
自分の為に記しておきたい。自分の為の日記。


1.業務面
第二四半期では、主に登山関連に業務に注力してきた。
すなわち、登山客獲得のためのプロモーション、口コミ、
入山許可書取得の代行、登山計画の作成等、サービス部門
の業務に注力してきた。

その中でも、とりわけ注力したのは登山道整備のための
予算獲得である。

200メートルほど続く木製の橋は、既に朽ちている。

登山道が相当痛んでいる箇所がある為、上司にレポートを提出。
来年度予算にて登山道整備費用が認められる予定であり。
さらに、韓国政府機関から援助の申し出もあり、来年以降は
整備された登山道を安全に歩くことができそうである。

配属6か月で約120名の日本人観光客(トレッキング及び登山)を
獲得することができた。8月は閉山となる為、再びプロモーションに
注力し、9月の山開きに備えたいと思う。


2.第三四半期に向けて
業務面では、新たに「コンポスト」に取り組む予定である。
コンポストとは、有機ゴミ(野菜等)が微生物に分解された後に
出来上がるたい肥のことである。

任地周辺は高原野菜の産地である為、野菜のカスがたくさん
捨てられている。この野菜カスをどうにか出来ないものか?という
疑問から、コンポスト化に取り組むことにしたい。

具体的には、サロンゲ支所の山小屋に寝泊まりし、地域住民と
共にコンポスト化を始めたいと考えている。
もっと現場で仕事がしたいという欲求がある。今は、登山シーズン
であり、お客さんも多い為、オフィース勤務は仕方がないと思う。
しかしながら、まだまだ出来ることはある、もっと自分を追い込み
仕事に没頭したい。、その為には小屋で寝泊まりしつつ業務に
当たることも必要だと判断した。必要というよりは、I wantである。

断食明けから早速取り組んでいきたい。
9月には、コンポスト関連の研修も予定されている為、学習した知識を
存分に生かして、当該村落の生活向上に貢献したい。

3.生活
生活は、相変わらず同じ家、同じ食べモノ、同じ空気、同じ・・・
引っ越しを本気で検討はしたが、面倒くさいし案外忙しいし、
現在中断中。しかも、僕の家の為に1万5千円出費してもらうのも
何だか気が引けるなぁーって思うところ。

風呂
僕が風呂で使うことができるお湯の量は、この鍋一杯分である。
このお湯をチビチビと使いながら、1日の疲れを癒す。
って、癒されないだろ。湯船につかりたいなぁー

特に、6月以降は朝晩冷える。15度くらいになる日もある。
そんな夜には、このお湯だけでは、ちょっと足りないけど、
そんな環境にも既に慣れてしまった。

慣れないものは、下痢。
3カ月に一度のペースでお腹を壊している。この前は3月、
そして今・・・先週、病院に行ったら「バクテリア」検出。嗚呼。
抗生物質と抗アメーバ薬を五日間飲んだものの、下痢は治まらず。

まずい。
このままではまずい。
ということで、来週もう一回病院に行くべきか・・・ちょっと悩む。


来週は、南スラウェシのバンティムルン国立公園に行くこと
になった。国立公園の職員として、出来る限り多くの国立公園に
行ってみたいと思う。
蝶の谷で癒されつつ、美味しい魚をたくさん食べてこようと思う。


下痢に負けるな!

2011年5月24日火曜日

備忘録3(グデ・パン初登山を終えて)

備忘録3
(グデ・パン初登山を終えて…)



ついに登りました。自分の任地の山、
グデ山とパンランゴ山。

人生初のガチンコ登山が3000メートル級とは! 
しかも、インドネシアって・・・最初はかなりビビッていたが、
何とか登頂そして下山することができた。


いくつか、メモを。


1.感動
「霧のグデ」が嘘のように晴れ渡った。
5:40に登頂できたときの感動は並々ならぬものがった。

普段、職場から眺めるだけだった頂上に
立った瞬間、「自分が勤務する山」として
グデ山とパンランゴ山を見ることができた。

正直に言えば、初めて任地とリアリティを
もって向き合うことができたわけだ。
任地が「任地」になった瞬間である。
やっぱり、僕は現場が好きなんだと
改めて実感した。

グデ山山頂。パンランゴ山をバックに。最高だった!

一緒に登ってきたお客様とご来光を眺めることができたときは、
本当に感動した。久しぶりに涙である。登山というものが、
こんなに素晴らしいものだったとは!

月の明かりって、こんなにキレイだったのかー
インドネシアでも満点の星空を眺めることができるのかー
天の川って日本でもまともに見たことないのに……


2.仲間と一緒に登山すること
業務上、登山者はお客様ということになるが、今回はJICA関係者や
インドネシア人、アメリカ人の方もいたり、みなさんフレンドリーで
紳士的に接して下さったこともあり、一緒に登頂できたときは、
とにかく「このメンバーで登頂できて良かった!」と思った。
短い時間ではあるが、苦労を共にし登ってきたからだろうか? 
ちょっと協力隊に似ているのか?

ひとつのテントに4人で寝た

3.今後の課題
以下、業務報告書として上司に報告予定


(1)登山道の整備
これは急務。倒木や木の遊歩道がほぼ壊れていたり……
これでは、登山者が安心して楽しむことができないと感じた。
責任問題になりかねない部分もあるため、早急に整備する
必要があると感じた。

巨木が横たわる登山道

(2)ガイド、ポーターの料金体系
実は、公園管理事務所はガイドやポーターを紹介斡旋はするが、
公園管理事務所が定めた公式料金体系は存在しない
(前の所長の時代には存在したが…)。毎回交渉では面倒なため、
公式料金の設定も重要課題だと判明した。

(3)登山者への環境ポリシー徹底
一部の休憩ポイントで大量のゴミを発見。登山者に、国立公園の
環境ポリシーを守って頂けるように指導していく必要があると感じた。

捨てられたゴミ・・・

今後も、皆さんに愛されるグデ山・パンランゴ山であり続けられるように、
努力していきたい。残り592日、グデから続くパンランゴへの道のりのように
まっすぐ進んでいきたい。

まだまだ続くよ、青年海外協力隊。

2011年5月11日水曜日

第一四半期を終えて

0.天気
晴れ時々曇り。天気もちょっとずつ良くなっている?
でも、15時を過ぎるとまた霧が出てきて・・・

霧のグデ、霧の摩周湖。


1.第一四半期を終えて(業務関連)
今日で配属されて以来3か月が経過した。
先週末に四半期レポートを提出。上司の評価も上々。
四半期を終えたので、業務面に特化した形の備忘録を。

(1)プロモーション
観光客を増やすにはどうすればいいのか?ということで、
日本食スーパーにビラを設置。現在では、少しずつ問い合わせ
してくれうる邦人が増えてきた。嬉しい限り。

しかし、ビラの設置は受け身な仕事である為、
もう少し攻めのプロモーションも実施したい今日この頃。

そこで、第二四半期の戦略としては、
フリーペーパーにグデの情報を記載して頂くことにした。
ジャカルタには邦人向けの「南極星」と「さらさ」という
ふたつの雑誌がある。

まずは、「南極星」6月号にグデの情報を掲載して頂けることになった。
私が直接記事を書いたりインタビューを受けたわけではないが、
レジャー情報を掲載して頂けるようで、いと有難し。

更に、時期は未定だが南スラウェシの国立公園をめぐり
「国立公園特集」を組んで頂ける予定。国立公園の職員として、
私もプロモーションに取り組む予定だ。

(2)環境教育分野
環境教育がメイン業務なのだが、実はあまりできていない。
ゴミ拾いイベントや出前授業を3回ほど担当しただけで、
まだまだ小規模である。

だが、出前授業の質向上に関しては同僚と協議している。
たとえば、JICA作成のテキストを見せながら、
「こんな内容の授業はどうだ?」と同僚たちと議論している。

「改善」という意識が希薄な同僚たちを少しでも
モチベートする為のキッカケになれば良いと思っている。

また、攻めの面としては、バンドン日本人学校殿に
出前授業と課外活動の提案営業に伺う予定だ。
今月末の営業に向けて、鋭意コンテンツを準備中。
今月の主業務の一つだ。

(3)村落開発関連
未だ動けず。アイディアは固まってきたので、これから動く。

実は、国立公園の植林サイト周辺は、高原野菜の産地である。
先日、見学に行ったところ、野菜のクズがかなり出ている模様。
その野菜くずをコンポスト化し活用したら良いのでは?
さらに、売れる品質まで持っていくことができたら・・・

と、考えたわけだ。これから、実施の可否を検討する。
長丁場のプロジェクトとなりそうだが、やる価値はあると思う。

(4)民間企業との連携関連
現在、ミネラルウォーター「プリスティン」殿から環境教育分野で
支援を頂いている。これから、更に関係を強化していきたい。

攻めとしては「水」をテーマとしたイベントの開催を目指す。
インドネシアでは、ポカリ@大塚製薬殿、C1000@武田薬品工業殿、
ヤクルト殿等、「健康」を売りとした飲料水が多い。

しかも、使われている水は当方の任地周辺の地下水か湧水である。
というわけで、「国立公園の水保全の取り組み+健康な飲料水」を
テーマにイベント開催を目指す所存。

まだまだ構想段階だが、来年3月の世界水の日を念頭に、
第二四半期後半から動いていく予定。



2.プライベート
第一四半期を終え、少しずつ人間関係を広がってきた。

(1)グヌン会
ジャカルタには、いくつか山登りサークルがある。
21日~22日の登山には、グヌン会の皆さんがいらっしゃるのだ。

私も初登山を契機に、グヌン会に入会することにした。
西ジャワにはいくつか山があるため、任氏周辺の山には登ってみたい。

(2)任地・ジャカルタ、美味いものめぐり
引き続き、美味しいワルン(屋台)やレストランを開拓する。
美味しい飯は、モチベーションの源泉!

今後も任地とジャカルタで美味しいものをたくさん食べる予定。
詳細はブログの「食べ歩き」にて報告予定

(3)JICAソフトボールチーム
7月からのリーグ戦に向けて入会完了。
ジャカルタ・ジャパン・クラブの会員登録もした。
週末の試合しか出場できないが、既に忘れてしまった少年野球時代の
感覚を思い出して、楽しみたいと思う。

(4)国立公園めぐり
これは、半分仕事。
インドネシアには50も国立公園があるため、ひとつでも多く訪問し
その魅力をブログで発信していく予定だ。これも、林業省全体としては
プロモーションの一環。でも、オカネがかかるんだよなぁ・・・頭が痛い。

(5)引っ越し計画
いよいよ引っ越し計画が本格始動。
というのも、先週、住民3号がイタチらしき動物を部屋に持ち込み、
キーキー五月蠅いのだ。

前々から「お前の家は山小屋だ」とか、
「素足で歩いたら破傷風になる」とか、
ひどいことを言われ続けてきたが、
そろそろ引っ越さねばと悟った。



というわけで、第二四半期もゆっくり・のんびり頑張る。
無理は禁物。マイペースで。良い仕事には良い休養。
のんびり頑張るぞー

2011年4月28日木曜日

備忘録2

今週実施した出前授業で感じたことを記しておく。


1.1982年設立の小学校
今回訪問した学校は、正直言ってかなり田舎だ。
幹線道路から1時間弱、ガタガタの道に車酔い
しそうになりながら、やっとの思いで到着した。

興味深いことは、この学校が1982年に設立されたことだ。
単純計算だが、当該地域の住民は、1982年まで初等教育
を受けていないこととなり、結果、現在40代後半~の人間
は学歴ナシということとなる。
(もちろん、遠くの学校まで通っていた可能性はあるが・・・)

40代後半と言えば、村落内の様々な要職を司る年齢だ。
比較的教育水準の低い人間たちが、村落自治に努めている
地域、どんなガバナンスを実施しているのか?興味を持った。


また、どんな田舎であったとしても、80年代には初等教育が
行き渡ったことも興味深い。スハルトの開発が順調に
行き始めてから10数年で、少なくともジャワ島の初等教育
については、ほぼ普及完了と言ったところか。

ちなみに、日本の初等教育就学率が90%を超えたのは、
1900年前後。80年間の差が意味するところはいったい・・・?


2.子は親の背中を見て育つ?
我々の環境教育は果たして役に立つのか?
不安になることがある。

たしかに、我々は当該地域で問題となるであろうテーマを設定し、
コンテンツを作り、道具を作り、プレゼンを作る。
普段とは違った授業に、子供たちの目は輝いていた。

しかし、子供は親の背中を見て育つとよく言われるように、
親がゴミを捨てていたら、親が山でゴミを燃やしていたら・・・
と考えると、我々の環境教育の意味は半減してしまう?と
思ってしまった。

では、現在20代~30代の人間の生活パターンや行動を変えることは
可能なのか? ましてや、教育水準の低い40代以降の人々の行動
を変えることは可能なのか? 容易ではないだろう。

たしかに、我々は環境保全や生活環境改善のために良いと思って
出前授業を実施している。だが、出前授業=環境教育を実施することで
解決したい問題は何なのか? そして、その問題を解決するうえで、
小学生への環境教育が果たして最も効果のある解決策なのか?
常に考え続けなればならないと感じた。

我々の業務は林業省の予算で実施されている以上、常に
政策マインドを持って業務に当たる必要があると感じた。


3.自分がいる意味
私がいる意味とは何だろうか?
今回の出前授業では、そんな疑問を持ってしまった。

たしかに、あんな田舎に外国人が来て授業をすることは
ほぼアリエナイ。したがって、物珍しさも手伝って、私の
話をみんな熱心に聞いてくれた。先進国である日本にも
水俣病のような事件があることに驚き、考えてくれる児童もいたようだ。

だが、「外国人が授業すること」以外に、私の付加価値は
あるのだろうか? たしかに、現地職員が外国の事例を話す
ことはほぼナイので、事例紹介と言う意味では普段とは違った風を
吹かすことができたかもしれない。

だが、外国の事例紹介も現地職員も調べれば出来る話だ。
当国立公園の出前授業は、「見える化」の工夫もかなりされており、
質の面で私が貢献できることは少ないように見受けられた。

では、いったいどういう側面で付加価値を出していくか?
そもそも、環境教育分野における付加価値とは何なのか?


今後も試行錯誤の日々が続きそうだ。

2011年4月21日木曜日

赴任して100日経過

2011年1月6日に赴任して以来、100日が経過したので
備忘録も兼ねて日記を記しておきたいと思う。


1.到着早々は
「ああ、帰ってきた」という印象だった。
ジャカルタの街並みは若干変わっていた。

高層ビルが増え、クルマが増え、・・・・・・
とにかく「増やす」ということに価値を見出している感じがする。
インドネシアにとっては、そのことがすなわち成長なのだろう。

それにしても、
到着早々に打った「腸チフス」の予防接種は痛かった。
これだけは、すごく鮮明に覚えている。痛かった・・・

2.現地語学訓練@ジョグジャ
僕が好きなジョグジャカルタで勉強できる!というわけで、
モチベーションが非常に上がった。それと同時に、公費での
訓練であるため、業務遂行レベルまで語学力を高めなければ
いけないというプレッシャーもあった。

前半戦は、森林関連の専門用語を中心に学習が進んだ。
後半戦は、授業時間の増加もあり、若干バテ気味・・・
ゴミ処理関連の専門用語とスンダ語の学習にテンテコ舞だった。

しかしながら、日本での学習に比べると、
格段に語学力が向上し、仕事をしていく自信がついた。

もうひとつ、近所のピザ屋「ナナミア」は僕の食欲を満たしてくれた。
うまかった。どんな高級店よりも美味いピザとパスタだった。
また行きたい。

3.配属へ
2011年2月11日に国立公園に配属となった。
第一印象は極めて良好。

「ここが、僕が2年間過ごすフィールドか!」
と思い、初日からウキウキしていたことを思い出す。

長期戦の協力隊隊員は、モチベーションの上がり下がりが
激しい場合もある。しかし、今のところ、激しくモチベーションが
下がる事態には陥っていない。おそらく仕事が結構
スムーズに行っているからだと思う。

業務内容は、今までもブログで書いてきたので繰り返さないが、
自分としてはある程度満足できる内容の仕事ができたと思う。
特に前任者との連係プレーは、他隊員が容易にできることではない為、
今後も注力していきたい仕事だ。

100日経過して生活や職場環境、週末の過ごし方も分かってきた。
次の100日は、結果を出していくためのステップアップ期間としたい。
今後、本格的に日本人学校への提案営業、日系企業との連携、
環境教育の質向上等に積極的に取り組んでいく。

誰が協力してくれて、誰が何を知っていて、
こういう情報はだいたい得ることができた。
今後は、今まで築いた人間関係を活かして業務で結果を出していく。

今後も山小屋で頑張りつつ、青年海外協力隊事業や
JICAの援助の在り方について思考していくつもりだ。
一隊員として出来ることは限られているが、現場から良い仕事の風を
吹かせていきたい。

職場の同僚と共に。公園内の吊り橋にて

自己紹介

自分の写真
Kenichi Yoshida(Mr).サラリーマン生活を経て2011年年始よりJICA青年海外協力隊でインドネシアに赴任。2013年1月に本帰国。