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2011年7月7日木曜日

情報提供「グデ・パンランゴ登山」について

情報提供
グデ山及びパンランゴ山登山について


昨今、グデ山及びパンランゴ山登山に関する問い合わせが
増加している為、登山関連の情報をまとめて掲載したいと思います。


1.グデ山(Gunung Gede)
標高2,958メートル。山頂から眺めるご来光と雲海が売り。
さらに、2,700メートル付近のAlun-alun suryakencanaに咲く
エーデルワイスも美しい。

2.パンランゴ山(Gunung Pangrango)
標高3,019メートル。山頂付近から5分ほど歩いたところに、
小さなAlun-alunが姿を現す。こちらも、エーデルワイスが
美しい草原である。

Alun-alun seryakencanaからバンドン方面を眺める
3.入山口
入山口は3か所あります。
(1)チボダスゲート(Pintu Masuk Cibodas)@1,250メートル
公園管理事務所が位置する。チボダスから入山または下山する
登山者は多い。入山制限は、一日300人までとなっている。

(2)グヌン・プトゥリゲート(Pintu Masuk Gunung Putri)@1,200メートル
チボダスゲートから、アンコット(ミニバス)に乗って約45分。
約5時間の登りが続いた後、目の前にAlun-alun seryakencanaが
広がる。人気の入山口。入山制限は、一日200人までとなっている。

(3)サラビンタナゲート(Pintu Masuk Salabintana)@1,200メートル
山頂から最も遠方に位置する入山口。サラビンタナから入山または
下山する登山者は、ほとんどいない。入山制限は、一日100名まで。

グデ山頂から眺めるご来光と雲海
4.ルート
3つの入山口のいずれかより入山すれば、下山はどの出口でも可能。
今回は、もっとも人気のあるGunung Putriより入山し、
Cibodasへ下山する1泊2日のルートを紹介する。

(1)チボダス集合
6:00~7:00ごろ:チボダス公園管理事務所に集合。
クルマは、公園管理事務所隣接のマンダラワンギ駐車場に止めることが
できる。なお、駐車料金は無料である。
ガイド、ポーターを伴いアンコットに乗ってプットゥリ入山口へ。

(2)プットゥリ入山口@1,200メートル
道が分かれば、プットゥリゲートに直接集合するのも可。
ただし、プットゥリ入山口には駐車場がない点、ご留意頂きたい。
入山ゲートで入山手続きを済ませて、出発。以後、トイレは
ないのでご留意頂きたい。

ここから、約5時間の登りが始まる。途中、巨木が道を塞いで
いる箇所もあるため、歩きにくい。道中、shelterと呼ばれる
休憩所があるので、適宜休憩を取る。なお、シェルターは
単に広場があるだけで、雨風を防げるわけではないことに注意。

途中、高原野菜の畑が広がる。

数か所、登りにくい場所がある。
(3)Alun-alun seryakencana、エーデルワイスパラダイス@2,750メートル
プットゥリ入山口から約5時間、もうヘトヘトで登れない!と思った頃に
姿を現す大平原。エーデルワイスが咲き誇る。天気が良ければ、
ぜひ寝転がって靴下を脱いで昼寝をしよう。順調に歩けば、だいたい
13時ごろ到着予定。

昼寝を楽しんだ後は、テント場まで約30分のウォーキング。
エーデルワイスを見ながら西へと歩こう。

ここでのポイントは、プットゥリ入山口からポーターにテントを
担いでもらい、先にテント場に向かってもらう。そして、寝床を
確保することである。ハイシーズンは、登山者で賑わう為、良い
寝床を確保することが難しい。そこで、ポーターを先に歩かせ、
早めに寝床を確保することがポイントである。

なお、alun-alun seryakencana及びグデ山頂付近は、強風が吹く
こともしばしばあるため、木の陰にテントを張ることが重要である。
近くに水場があるが、決して水場近くにテントを張ってはいけない。
大雨でも降れば、たちまち危険地帯と化すからである。

素足で昼寝を楽しもう。
(4)テント泊
テント泊での注意点は、とにかく寒さ対策である。夕方以降の気温は
約5度。0度を下回ることもあるので、防寒対策は必須である。毎年、
寒さで命を落とす登山者もいるため、装備が必要である。

テント泊でのお勧めは、星空観賞である。満点の星空に、誰しも
心を奪われるに違いない。ヘッドライトを消して、満点の星空を
楽しもう。南十字星が登山者を待っている。

(5)テント場から山頂へ
翌朝3:30頃起床し、テントを畳む。ヘッドライトを点けて、4:30ごろには
出発したい。テント場からグデ山頂までは、約50分。5:30ごろの登頂を
目指して登ろう。

山頂では、強風が吹き荒れることもあるので注意が必要だ。風があると
体感温度が下がるため寒さ対策は必須。

ご来光と雲海をバックに記念撮影。特に、パンランゴ山をバックに撮影
すると良い写真が撮れるだろう。ただし、クレーターに落ちないように
注意を払っていただきたい。

山頂で朝食を摂り、7:00ごろにはKandang Badakに向けて出発したい。
風が吹くと寒いので、コーヒー等温かい飲み物があると良いだろう。

パンランゴ山をバックに撮影。柵の奥はクレーターの為、注意。
(6)グデ山頂からKandang Badakへ@2,400メートル
グデ山頂から600メートル降りてカンダン・バダックへと向かう。
約90分の下り、途中で鎖場がある。鎖(ロープ)が切れている
箇所があるため、注意が必要である。

鎖場。ロープが壊れている箇所あり。
カンダン・バダックは、テント場であり、小さなシェルターもある。
パンランゴ山頂を目指す場合は、このシェルターにザックをデポし、
3,019メートルのパンランゴ山頂を目指すと良い。

ただし、パンランゴ登頂にトライする前に、必ず降りてきた登山者から
山頂付近の天候や登山道のコンディションを確認するようにしよう。
もちろん、ガイドが情報収集し適切なアドバイスをくれるが、
自分で情報収集することも大切である。

(7)ガンダン・バダックからパンランゴ山頂へ
約2時間30分の登りである。一部、道が小川のようになっている箇所が
あり、注意が必要である。また、登り始める時点で、雨が降っている場合、
安全を優先し登頂断念を決断する場合もある。

順調に登れば、12時過ぎにパンランゴ登頂。山頂から5分ほど
歩いたところにAlun-alunがあるので、足を休めつつ昼食を摂ろう。

(8)パンランゴ山頂からカンダン・バダックへ
元来た道をひたすら下る。個人的には、下りはかなりキツイ。
2時間近く歩き、やっとの思いでカンダン・バダックへ辿り着く。

二日目の下りということもあり、人によってはかなり厳しと思われる。
カンダン・バダックで一休みし、デポしたザックを担ぎ直し、
チボダスゲートへとひたすら歩く。

90分前後歩いたところで、もくもくと湯気が上がっている場所に着く。
温泉滝である。文字通り、温泉が滝のように流れている場所である。
インドネシア語では、air panas、そのままである。

温泉滝を渡る際には、細心の注意を払う。
温泉滝は、滑りやすいため極めて危険である。レインコートとグローブを
きつく締めて、濡れないように注意しよう。写真左側は、崖となっており、
滑落したら命を落とす。細心の注意を払って渡るようにしたい。

(9)温泉滝からチボダスゲートへ
温泉滝周辺で一休みしてから、チボダスゲートを目指そう。
順調にいけば、2時間弱で辿り着くことができる。なお、時間帯に依っては
暗くなってしまう為、ヘッドライトを準備するようにしたい。

仮に下山に時間がかかり、夕方の時間帯となってしまった場合、
Telaga Biru(青い湖)の近くでホタルを鑑賞することができる。
原生林の中で見るホタルは、日本で見るホタルとは一味違うかもしれない。

テラガ・ビル。湖面が青く見える。
テラガ・ビルを過ぎれば、チボダスゲートまでは約50分。
しかし、登山道が石畳の為、非常に歩きにくい。最後の最後に
登山者を苦しめる石畳である。

最後の石畳は非常に歩きにくい。
チボダスゲートに到着したら、入山許可書を職員に渡し、登山終了。
お疲れ様でした。

5.装備について
以下、必須と思われる装備を紹介する。あくまでも、個人的な見解であり
公園管理事務所の意見を代弁するわけではない点、ご注意願いたい。

・登山シューズ(ハイカットのものがお薦め)
・合羽(ゴアテックスがお薦め)
・ヘッドライト
・防寒具(フリース等)
・軍手、手袋
・テント
・寝袋
・マットレス(寝袋の下に敷く)
・タオル、着替え等
・ティッシュペーパー(トイレ用のものであれば、つぶして持ち運びできる)
・水(一人3リットル、大きなペットボトル2本分)
・行動食、乾きもの(チョコ、ソイジョイ、カロリーメイト等)
・帽子
・調理器具一式
・カップ、皿等の食事セット
・食糧(最低限、一泊目の夕食、二日目の朝食は必須)
・医薬品(パナドール等)

日焼け止めや嗜好品(ビール等)は、各自の判断で決めよう。

*上記の装備はあくまでも個人的な見解であり、上記装備を
備えていれば100%安全というわけではない。筆者は、一切の責任を
負いかねる。予めご了承して頂きたい。


6.入山手続きに関して
登山者は、公園管理事務所より入山許可書(SIMAKSI)を取得することが
義務付けられている。

Q:入山手続きの方法を教えてください。
A:事前にご連絡頂ければ、当方が代行いたします。
または、直接公園管理事務所にお越しいただき、
手続きして頂くことも可能です。

Q:入山料は、いくらですか?
A:外国籍のお客様は、42,000Rp/person(保険料含む)です。
インドネシア人のお客様は、7,000Rp/person(保険料含む)です。

支払方法は、直接公園管理事務所で支払っていただくか、
銀行振り込みを利用するか、いずれかとなります。
なお、振り込みの場合は、以下の口座に振り込んでください。
BNI Cipanas支店
019 012 7132
Balai Besar Taman Nasional Gunung Gede Pangrango


Q:ガイド、ポーターの予約方法を教えてください。
A:外国人のお客様は、必ずガイドを雇うことが義務付けられています。
ガイドは、公園管理事務所が斡旋することができますので、お気軽に
お問い合わせください。ポーターも同様に斡旋可能です。

しかしながら、ガイド及びポーターは、公園職員(林業省職員)では
ありません。従って、公定料金は存在せず、その都度、お客様自身が
ガイド及びポーターと交渉の上、お支払い頂くことになります。
料金に関しては、公園管理事務所は一切関与していません。
お客様ご自身の責任でお支払いください。換言すれば、料金に関して
トラブルが発生しても、公園管理事務所は責任を負いかねます。

7.お問い合わせ
インドネシア林業省 森林自然保護総局
グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
青年海外協力隊(環境教育)
吉田賢一

Tel: 0263-512-776
(公園管理事務所の代表番号です)
Email: s04569ky[at]gmail.com
(隊員直通です。[at]の部分を@に変換の上、お問い合わせ下さい)


<注意事項>
*本ウェブの情報は、筆者の個人的な経験に基づく情報であり、
公園管理事務所の意見を代弁するものではない。

*本ウェブの情報は、筆者の個人的な経験に基づく情報であり、
事故が発生しても、筆者は一切の責任を負いかねる。この点、
予めご了承して頂いた上で、上述の情報を活用されたい。






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自己紹介

自分の写真
Kenichi Yoshida(Mr).サラリーマン生活を経て2011年年始よりJICA青年海外協力隊でインドネシアに赴任。2013年1月に本帰国。