チブレウムの瀧までの散策について
最近、チブレウムの瀧までの散策に関する問い合わせが
増えている為、情報をまとめたいと思います。
<概要>
チボダスに位置する公園管理事務所からチブレウムの瀧まで
トレッキングを楽しむことができます。瀧までの道のりは2,7キロ。
整備された遊歩道を歩く為、スニーカー程度の装備で散策を
楽しむことができます。
片道約90分の散策では、青く輝くテラガ・ビル湖、樹高50メートル
を超えるラサマラの木など、大自然がハイカーたちを魅了します。
(1)スタート地点<公園管理事務所入り口>
スタート地点は、公園管理事務所の裏側に位置します。
事務所のエントランスからチボダス植物園を左手に見ながら
直線100メートル。トレッキングルートの入り口が見えてきます。
いらっしゃいませと書かれた日本語の札あり。 |
オフィースというよりも小屋です。トイレもあります。
なお、入園料は20,500Rp/Personです。
(2)いよいよルートへ
入園料を支払った後、いよいよトレッキングルートに入ります。
道は、石畳になっており、スニーカー程度の靴でも散策を
楽しむことができます。
ここから石畳が続く |
早速、野鳥の鳴き声が、登山者を迎えてくれます。
セミたちの行進が道をふさぐこともあるかもしれません。
マイナスイオンは吸い放題(笑) 健康にいいですよ。
時々、サルを見かけることも |
巨木は、様々な生物たちの住処を提供しています。
きれいな花たちも遊歩道を彩る |
一時間ほど山道を登って疲れてきたときに、突如小川と湖が
目の前に現れます。Telaga Biru、ブルーレイクです。
なぜ青く見えるのか?
それは、火山岩から溶け出す水溶性ミネラルが原因です。
また、乾季と雨季では、湖の色が変化します。年に二回
散策すれば、同じ湖にも関わらず違う色をご覧になることができます。
遊歩道の脇を小川が流れる |
テラガ・ビルです |
湖を過ぎたら、目的地の瀧まで残り約1キロです。
(4)瀧まで残り1キロ、ラストスパート
湖を越えると、木で出来た遊歩道をしばらく歩くことになります。
この遊歩道は、木が若干朽ちている為、注意しながら歩くことが
必要です。
木が朽ちている為、注意が必要 |
来年度予算として反映される見込みですので、来年はきれいな
遊歩道で散策を楽しんで頂けると思います。
さて、木の遊歩道を越えると、川のせせらぎが大きくなります。
チブレウムの瀧に近づいてきた証拠です!
川の流れが急になってきました |
道がふたつに分かれます。
進行方向から見て左手に進むとパンランゴ山山頂へ。
そして、右手に進むとチブレウムの瀧が待っています!
到着! |
看板の前で記念撮影 |
瀧の前には、ベンチがあります。また、若干のスペースもありますので、
軽食等を持参して頂ければ、食事を摂りながら瀧の眺めを楽しむことが
できます。
<注意事項>
1.服装について
薄手の長そでシャツを着用することをお勧めします。
色は、黒以外のものを着用しましょう。黒は、ハチが
寄ってきやすい為、注意が必要です。
2.雨具について
山の天気は変化し易いです。急に雨が降り出すことがありますので、
レインコートを持参することをお勧めします。
3.飲料水や軽食について
トレッキングコースには、売店等はありません。
あらかじめ飲料水等を準備の上、お越しください。
4.トイレについて
トイレは、チブレウムの瀧に一か所あります。
ジャカルタ近郊にも関わらず、雄大な原生林が残っています。
次の週末は、山歩きをしてみては如何でしょうか?
皆様のお越しを心よりお待ちしています。
インドネシア林業省 森林自然保護総局
グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
青年海外協力隊(環境教育)
吉田賢一