I am a JICA Junior Expert in Indonesia. Don't stop me now!

2011年2月28日月曜日

大音響の事務所

0.天気
夜中から冷たい雨と霧に覆われたグデ山。
すごく冷えています。長袖3枚にベストで対応。

洗濯物はあきらめた。

1.大音響
今週末、当国立公園は設立31周年を迎える。
それに伴って、今週から様々なイベントが開催される。

そのひとつだろうか、
朝から人が集まってきて、大音響で踊ったり、
卓球したりしている。管理職も率先して卓球!


仕事はどうするのか?
それでも回っているから、この国は不思議である。


とにかく盛り上がっている。
朝からずっと「ポチョポチョ」という音楽が流れている。
かなり爆音なので、オフィースでは会話なんてデキナイ・・・




2.ジャカルタから任地へ
週末、ジャカルタから任地へと戻った。
7時間かかった。
ケツと腰が痛くて辛かった。

日曜日は、プンチャック峠がものすごい渋滞で、
ジャカルタ方面からの車は、夕方6時からじゃないと
通行させてくれない。

つまり、道が閉鎖されているのである。
そんなの知らねぇーよ
結局、3時間も待たされた。

しかも、みんなバスの床にゴミをポイ捨て。
そして、後部座席のおばちゃんのゲップ攻撃。
最悪な移動となった。


今週は、設立記念日のイベント、
来週は、前任者のスタディーツアー、
忙しい3週間となりそうである。

夕日に沈むグデ山とパンランゴ山

2011年2月26日土曜日

歯を工事した

0.天気
今週末はジャカルタに滞在。
曇り、ときどきザーザー降り。

1.歯医者なう
歯医者に行った。半年前に治療した歯が、
また虫歯になっていたのである。

JICA事務所に相談したところ、速効歯医者を予約してくれた。
さすがJICA!
予約、支払、すべて手配してくれる。脱帽です。

さてさて、
歯医者さん、すごいです。
治療っていうよりも工事?

とにかく、ゴリゴリ削りました。
これでもか!というくらい削りまくる。
そして、奥歯の神経は削られていった・・・


結論
日本の歯科治療は世界一!
途上国で歯医者にはできる限り
行かないほうが良い!

2011年2月24日木曜日

ペットとの共同生活

0.洗濯物
洗濯は、鍋に水を入れて手洗いしている。
洗剤は、シャンプーのパンテーンを使用。

洗うというよりも、シャンプーで
香りをつける、と言った方が正確。

今週は、干していた洗濯物が池に落ちて萎えた。
僕のパンツに鯉が交わっていた・・・臭ッ。

1.ペット
今、僕の家にはペットがたくさんいる。ちょっと紹介。

1)蟻んこ
蟻んこが結構多い。何処から入ってくるのか分からないが、
とりあえず、床の穴ぼこをガムテープで補強中。

床の穴ぼこをガムテープで補強する
(2)蛾=モスラ
モスラが多い。夜になると急激に増える。
おそらく、部屋の明かりをめがけて飛んでくるのだろう。

ガラス窓の上の部分に隙間があったので、
ガムテープで補強。しかも、この補強によって
隙間風も防ぐことができるため、すごく役に立った。

モスラが顔にとまった時、
さすがにビックリしてギョエーだった。


(3)ネコ
周辺に結構ネコがいる。
部屋の窓を開けていたら、ネコが入ってきそうになったので
すぐに追い払った・・・

まったく、少しは落ち着いて生活させてくれ。
こういう小さなストレスが溜まっていくと、
体調を崩しダウンするわけだ。

(4)鯉
前の池に鯉がたくさん泳いでいる。
公園の職員がよく釣りをしている。

彼らは釣った魚を揚げて食べている。
しかし、食器を洗い洗剤を流しているのも、
その池の中。大丈夫なのだろうか?
僕は決して食べません。


3.UNESCO Workshop
環境関連のワークショップがあった為、参加してきた。
日本政府もカネを出しているため、JICA関係者や
環境関連の日本人専門か出席しており、名刺交換できた。

ワークショップの内容はともかく、
とにかく人脈を形成し、面白い仕事ができるようにしていきたい。
いろいろな人間たちを繋げて、良い仕事を作っていくことも
隊員の重要な仕事だと思う。

むしろ、隊員という比較的フリーな立場だからこそできる
ネットワーク形成があるのかもしれない。

Bioshpere関連のワークショップだった。

ちなみに、歯が痛くなったから歯医者に行く。
JICAが出してくれるのは10万円まで。
お願いだから10万未満の治療費でありますように…

2011年2月22日火曜日

生活編

0.天気
相変わらず山の天気。
雨季は洗濯物が乾かない・・・コレ、本当です(汗)

1.家、整備中
今日は、僕の家を紹介したいと思う。
当公園管理事務所の裏手に位置する一軒家の一室を間借り中。
週末にいろいろとモノを買い足し、やっと住めるようになった?

家の前と横に池がある

部屋の中にもマットレスをひいて、小さな箪笥を買って・・・
少しずつ「住める家」になってきた?

電球も交換、カーペットも敷いた。

でも、トイレは変えようがないので現状維持。
朝晩は冷えるので、鍋で熱湯を沸かして
「お湯」を作り、風呂に入る。

左側の箱?に水を入れる。桶でお湯を浴びる。右がトイレ。桶で流す。

トイレに紙を流すと詰まるので、魔法の左手で拭く。

2.移動手段
一番近い町まで約7キロの道のり。
移動手段は、アンコットと呼ばれるミニバスである。
バスとは言っても、決して「バス」ではない。

町まで約30円。
その他にも馬車がある。
基本的には、ミニバスと馬車が移動手段だ。

3.仕事
今のところ、こんな業務に取り組む予定。

(1)日本語ウェブサイトの更新
前任者のアップした情報が古いため、更新中。
文字化けしてしまうのでPDFでのアップになってしまうが、
完了し次第、ブログでも報告する予定。

(2)Visit To School
小中高への出前授業。明日、初めての出前授業に同行するため、
まずは勉強。その後、どんな内容が良いのか?検討していく。
また、ジャカルタ日本人学校にも営業をかける予定。

(3)無電化村の電化及び村落開発
任地周辺の無電化村の電化プロジェクトに参加する予定。
住民の生活向上を図っていくためには何が必要なのか?
考えつつ、日系企業にも支援をお願いしていく予定。

(4)Asia Neighborhood Program
前任者と協働で実施するプロジェクト。
「環境」をテーマにして高校生の国際交流事業を支援する。
第一弾のスタディーツアーが3月に実施される予定。
日本から5名の高校生を受け入れる。

今は同僚たちとコミュニケーションを図りつつ、
どんな仕事ができるか?構築中。
良い仕事がしたい。ただ、それだけである。

4.グデ山とパンランゴ山
こんなに素晴らしい自然環境と隣り合わせで仕事をしている。
ちなみに、グデ(gede)とはジャワ語で「大きい・デカイ」という意味。
たしかにデカイ!
最高の環境だ!

左手の横に広い山がグデ山、中央の背が高い山がパンランゴ山。

どんな仕事ができるのか?現在模索中。
とにかく、良い仕事がしたい。
それだけである。

周辺の村にて



2011年2月18日金曜日

お昼ご飯

0.天気
早朝は雨、その後、快晴。
山の天気である。

洗濯を干すタイミングが難しい。
山の天気である。

1.今日のお昼ご飯
お昼は、事務所内の食堂で食べている。
食堂の名前は、「エーデルワイス」
当公園にはエーデルワイスが咲いているため、
様々なモノの名称としてよく使われている。

今日は、10,000ルピア(=約100円)のお昼だった。
私の任地周辺では、100円のご飯は結構高い。

インゲン、煮干し、鳥の空揚げ、大豆+ドーナツを2個食べて100円
食堂:エーデルワイス

2.買い物
昨日、チパナスのパサール(市場)に買い物に行った。
御座、コンロ(リンナイ製)、鍋などを買った。

お店にTOSHIBA製の製品があった。
しかし、よく見たらVISHIBAだった。

市場の電気屋には「様々な」製品が並んでいる

みなさん、買い物をする際には注意しよう。
日本製っぽいモノがたくさん並んでいるから・・・



2011年2月17日木曜日

引っ越し

0.天気
晴れ時々曇り。
夕方以降、深い霧に覆われる。

1.引っ越し
公園管理事務所の敷地内にある家に引っ越した。
ロケーションは悪くはないが、日本人の僕にとっては
汚れている。

決して人を招待できるレベルではない。
まぁ、田舎の隊員なんて、そんなものである。
とにかく、鍵がかかればいい。そんなレベル。

今日は、ガスコンロ等を買い出しに行ってくる。
できれば、南京錠もつけてセキュリティも補強したい。

群青色に染まるグデ山

僕が二年間住む部屋
四角い空間に放り込まれた感じである。
昨日、一晩かけて「部屋」っぽくした。

写真写りは良いのだけど、全然キレイじゃない。
これから、買い物に行って部屋をセットアップしたい。

2011年2月14日月曜日

グデ・パンランゴ国立公園

0.天気
晴れ時々曇り、のち雨。
昨日は、霧で世界が白くなった。
夜間の気温が20度を下回り、水浴びはできない。
毎晩、お湯を沸かしてぬるま湯を作ってから、
水浴び?をしている。

1.グヌン・グデ・パンランゴ国立公園
僕の配属先は、国立公園の公園管理事務所。
正確には、環境保全技術部に所属している。

近辺には雄大な自然が広がり、飲料水の水源として
重要な役割を果たしている。
当国立公園は、国立公園のモデルとなるべく、様々な
プログラムを実施ている。

たとえば、環境教育、エコツーリズム、周辺住民と取り組む植林事業等、
インドネシアの国立公園の中では先進的な取り組みをしている。


同僚と共にハイキングコースを散策。

当公園は、グデ山とパンランゴ山の2峰を有する。
登山者にも有名な山である。
だが、1月~3月までは植生回復のため閉山されており
近くに瀧までのハイキングコースのみがオープンしている。

ハイキングコースには、こんな吊り橋もある。

明日は、ジャカルタからお客様がいらっしゃるため、
滝までのハイキングコースの状況を確認した。
お客様のご案内も、私の業務のひとつだ。

だが、当公園のスタッフにはサービス業の意識があまりないように感じる。
お客様がいらしても、挨拶もせず、声もかけない。私が率先して
「ウェルカム」と言うことで、サービス意識みたいなものを作っていけたら
良いなぁーと感じている。


チブレウムの瀧。任期のハイキングコースだ。

現在、業務内容を策定中。
仕事のことは、もう少し後で報告したい。


2.ご飯と周辺住民
ご飯は毎食同じ屋台で食べている。
一食約70円! 
毎日同じごはん食べている。
これが2年間続く!


周辺住民との触れ合いも、順次
アップの予定。こうご期待。

2011年2月12日土曜日

着任(2011年2月11日)

0.任地の天気
晴れ。
しかし、山の天気は変化しやすい。
女心と山の空?だ。

1.着任
2011年2月11日、インドネシア林業省管轄の
グデ・パンランゴ国立公園に着任した。

赴任後は、公園管理事務所内をあいさつ回り。
事務系のスタッフは約60名。大きな事務所だ。

赴任時の第一印象は、
とにかく歓迎ムード!

私で4代目の隊員であるため、職員も協力隊に対する理解が深い。
事務所全体に協力隊のプレゼンスがすでに広まっている印象を受けた。

人間を介した援助は、みんなに覚えてもらえる。
初代、二代目、三代目が残した仕事、日本人に対するイメージ等は
現地の皆さんの心に残っている。これが、人間を介した援助の特徴。

みんなに喜んでもらえるよう、一生懸命業務に取り組みたい。

着任日は快晴。グデ山をバックに記念撮影。

公園管理事務所の前にて。金曜日はみんなで運動デー!

エントランス。一階が展示スペース。二階が事務所だ。

ネットが不安定なので、今日はここまで。
書きたいこと山ほどあるが、また明日お伝えしよう!

2011年2月8日火曜日

語学訓練終了

0.天気
曇り時々頭が火傷するくらいのカンカン照り。
洗濯物が2時間で乾く・・・驚異の日差し。

1.語学訓練終了
3週間100時間に及ぶ現地語学訓練が終了した。
いよいよ赴任向けた訓練はすべて終了し、
11日(金曜日)に職場に赴任することとなった。

訓練内容は、
(1)日常会話(テクスト1冊)
(2)業務関連用語(テクスト2冊、環境系)
(3)スンダ語

自己評価としては、
(1)聴解力の圧倒的な高上
→外国語は日本では伸び方が鈍い?
(2)環境関連用語の習得
→業務に特化した表現を学習することができた。
(3)スンダ語の基礎
→日本ではなかなか学習できない言語だ!

特に、スンダ語の学習は少ない時間ではあったが、
非常に有益だった。インドネシアでは、国語としての
「インドネシア語」はあるものの、家族・友人・恋人たち
の間の深いコミュニケーションにおいては、地方語が
用いられる。

赴任して職場の同僚たちとの距離を縮めるためにも
現地語の基礎は必須だと考えたわけだ。


2.語学学校にて
語学学校@非常に高待遇だった。
JICAがお得意様ということもあると思うが、
+αで協力隊に対する期待が込められているように感じた。

インドネシア派遣の隊員は年々減少傾向にある。しかし、
「3年前に、A隊員はこんな仕事をしていた」
「10年前に、B隊員はあんな仕事をしていた」

講師たちからよく聞いた話だ。
少ない人数ではあるけれど、青年海外協力隊事業が
少しずつインドネシアに浸透し、応援してくれる人たちが
増えていることを実感した。

協力隊事業は、もはや「数字」で勝負することはできない。
派遣人数で評価するなら、韓国のKOICAの方が上だ。

日本の「顔の見える援助」、いったいどうなる?
数で勝負できないなら、何で勝負する?
私も当事者として考えていきたい。


語学訓練最終日、隊員はそれぞれの業務に関するプレゼンを実施。
その後、ささやかな修了式が行われ、平成22年度3次隊の全隊員が
語学訓練を終えた。

語学学校の修了式の様子

3.フィールドトリップ(4泊5日)
語学学校終了後、隊員は4泊5日かけて自力でジャカルタまで戻ってくる。
これをフィールドトリップという。

初めてインドネシアに来た隊員にとっては、自らの語学力を
確認する良い機会だと思われる。だが、私は何度も訪問している
ので、新鮮味に欠ける。でも、何でも見てやろう!

(1)パンダンガランの海岸物語
当方の任地が国立公園であることを鑑み、
パンダンガラン海岸の自然保護区を訪問した。

インド洋の荒波を横目に、ホテルサンセットにチェックイン。
ゴキブリも蚊もいない、非常に快適な3,000円の宿だった。

自然保護区の入り口で、さっそくサルに襲われた。いきなりバックパックに飛びかかってきたので、思わず「ギョェー」って叫んでしまった。

でも、噛まれなかったから大丈夫。
狂犬病は本当に危険だから・・・


自然保護区には、野生のシカ、バッファローたちが生息している。
また、旧日本軍が掘った洞窟もいまだに残っているんだ。
美しい漁村をバックに記念撮影。

パンダンガランの海岸にて。インドネシアにきて初めて空気がキレイだ!と感じた。

もちろん、仕事もした。
自然保護区の所長殿と面談。保護区の概要や
問題点等をうかがった。同じ管轄省庁(林業省)なので
今後接点が生まれるかもしれない。


パンダンガランはのどかな漁村だ。
バリが外国人向けのビーチなら、パンダンガランはインドネシア人向け。
地元臭がプンプンする、そんな小さな漁村だった。

そんなに小さな漁村なのに、日系の食品加工メーカーが工場を持っている。
総合商社はどこが出資しているか分からないが、完全に日系資本だ。
漁村の住民たちは工場労働者として働くわけだ。

彼らの賃金は、もちろん市場の価格変動に左右される。
「資本ー労働関係」が世界中を覆い尽くす。
小さな片田舎の漁村も、グローバルな市場の動きに左右される。

次は、どんな「関係性」が世界中を覆い尽くすのか?


2.バンドン~ボゴール~ジャカルタへ
現在(7日)、僕はバンドンにいる。
第一回アジア・アフリカ会議の開催された場所だ。

高原都市のため涼しい。
そして、女の子が可愛い。なぜか分からないが、
スンダ人女性は美人が多いらしい・・・

今日は、赴任前の最後の贅沢デーである。

(1)バンジャール駅にて
バンジャール駅は、パンダンガラン海外の最寄駅だ。
(最寄と言っても、バスとベチャを乗り継いで2時間はかかる)

片田舎の小さな駅で、缶ビールを片手に
村上春樹の「ノルウェーの森」を読む。
贅沢な時間だった。

(2)夕食
ホテルもちょっと高級ホテルをチョイス。
一泊4,800円。協力隊の隊員にとってはかなり豪華だ。

夕食も奮発。
なんと、夕食が2,000円! 何という贅沢!


贅沢は敵だ!
今週末から山籠もり。任地で何が待っているのか? 今から楽しみで仕方がない。

バンジャール駅にて。片田舎の小さな駅。日本人なんていない。電車を待っていた間、僕はぬるいビンタンビールを飲みながら村上春樹の「ノルウェーの森」を読んだ。最高に贅沢な時間だった。

自己紹介

自分の写真
Kenichi Yoshida(Mr).サラリーマン生活を経て2011年年始よりJICA青年海外協力隊でインドネシアに赴任。2013年1月に本帰国。