I am a JICA Junior Expert in Indonesia. Don't stop me now!

2011年10月29日土曜日

渋滞宣言都市、ジャカルタ

0.ジャカルタの天気
どんより曇り空。今日は、一度も雨は降らず。
任地の山は、今日も雨なんだろうなぁ・・・

1.渋滞、ひどい・・・
今日のジャカルタ、夕方5時ごろから目抜き通りの
スディルマン通りが激しく渋滞。3キロほどにわたり
車のテイルランプがびっしり・・・

ジャカルタに来ると分かるが、
ジャカルタとは常に渋滞中の街なのだ。

理由はいくつもあると思うが、私が思う理由を記したい。

(1)交通マナーの悪さ
あり得ない場所での回転、割り込み、車間の狭さ・・・
これらが引き金になって急ブレーキをかける。
結果として、長い車の列が完成する。

(2)交通政策、交差点が交差点じゃない?
交差点とは、すなわち交差する道路だ。左車線にも
右車線にも車が走るわけだ。だから、交差点なのだろう。

しかし、どういう訳か、左車線の車が走行中なのに、
右車線の車が止まっている「交差点」があるのだ。
非合理的な「交差点」、本当に止めてほしい・・・

(3)人口増加 VS 道路整備
ジャカルタへの人口流入はとどまることを知らない。
そして、経済成長と相まって中間層が増加した結果、
クルマ所有者が大幅増加。それにも関わらず、道路の
整備拡張はほとんど進まず・・・結果、大渋滞が発生する。


もちろん、JICAも黙って見ているわけではない。
交通政策の専門家を派遣して政策アドバイスをしたり、
円借款で都市交通網の整備を試みたりと、さまざまな
試みをしている。

だけど、常に渋滞中の街・・・ジャカルタ
徒歩とバスを乗り継ぎ、僕は今日もジャカルタの街を
徘徊する。もちろん、渋滞を避けながら・・・


スディルマン通りを覆い尽くす車両・・・

右側一車線はバスレーン。渋滞対策の
一環なのだが・・・効果の程は?

雨季突入宣言

0.任地の天気
晴れ、ときどき雨、ときどき土砂降り、ときどき雷雨。

10月に入り雨の降ることが多くなったが、ついに10月28日(木)から
断続的に雨がが降り出した。そして、雷雨になると山に入るのが
危険な感じがする。そんな雨が降り出した。


というわけで、
10月28日、任地は雨季に突入したことを勝手に宣言します。


合羽を手放せない季節の到来・・・
雨とうまく付き合っていくしかないなぁ。



2011年10月19日水曜日

半コンポスト・・・

0.任地の天気
晴れ時々豪雨。とにかく、一瞬で辺りが暗くなり
轟音と共に降り出すのだ。

昼間なのに真っ暗。
熱帯の雨季。始まりの気配である。


1.コンポスト化、か?
先週、コンポストのモニタリングをしに村落へ入った。
いつものおばちゃん達が笑顔で迎えてくれる。
やっと僕も馴染みの顔になってきたのだろうか?


さっそく、コンポストのふたを開けてみる。うーん、
確かにちょっと水分が少ないか?
そして、若干カタマリになっているので、ほぐして
さらさらの土にする必要があると感じた。


コンポストにバナナを投入

今週、またモニタリングに行く予定。どんなふうになっているのか、
楽しみである。まだまだ、コンポスト化への道は長い・・・
でも、住民の皆さんが協力的なので、とても助かる。

どうにかして、任期中に環境リーダーを制度化して、環境活動が
継続する環境を作っていきたい。


2.引っ越し!である。
今月、引っ越しを決断した。より良い環境を求めて引っ越す。
人生初の引っ越しが@インドネシア・・・

コンロは室内に。外に置くと盗まれる。

この鍋の湯一杯で風呂に入る。風呂に入ると言うよりも、
ぴちゃぴちゃ湯をかける、という表現が適切である。

放置された草刈り機


(1)コンロ
ガスコンロを室内に置くのは危険だと最近思った。
というのは、黄緑色のガスがガス漏れを起こし、
爆発する事件が頻発しているからだ。

そんな話を最近聞いたため、引っ越し欲に火が付いた。

(2)草刈り機
朝目覚めてドアを開けると、目の前には・・・・・・

草刈り機!
山火事用放水器!


さすがに、草刈り機は怖い。誰かが夜中に入って草刈り機を置き
出て行ったのだろう・・・
さすがに、身の危険を感じるため、引っ越しの必要性を痛感。

そして、ムカデだ。
最近、ムカデとかゴキブリとかと闘うことに疲れてきた・・・


というわけで、近日中に引っ越し予定。
次の家は、部屋の鍵は僕しか持っていない!
極めて安全な家である。楽しみだー







2011年10月13日木曜日

そろそろ雨季か・・・

0.任地の天気
そろそろ雨季に入る気配である。
毎日、雨が降る。

1.晴天と雨天のはざま
10月8日(土)にグデ山日帰り登山を実施した。
土砂降りの中、12時間歩行は結構きつかった・・・

雨が強く降り出したため、2,500メートル付近で撤退を考え始める。
2,750メートルのエーデルワイスの草原まで前進し、そこから
進むか降りるか意思決定することにした。

2,750メートルで雨がやみ始めたため、登頂を決断。無事に登頂。
しかし、雲が深くて何も見えず・・・
以下、参考までに2,958メートルの山頂から撮影した写真。


雲と霧の王国。山の神が見せてくれた風景だ。

こんな土砂降りの日があると思えば、次の日には晴れている。
何ともイヤな季節に入り始めた。
ちなみに、今日10月13日は絶好の洗濯日和である。
上の写真も下の写真も同じ山!

雲一つない晴天。同じ山とは思えない?

日によって違う姿を見せてくれる山に実は結構惹かれている。
10月8日の雨天山行は、雨天は雨天で面白い山だった。

草木が息をしている感じが伝わってくる。
雨の山では、生き物たちの息吹を感じることができるのだ。


2.要望とやりたいことのはざま
Hasilnya apa?
あなたの仕事の成果は何ですか?

最近、上司から言われた一言。
何をもって成果というのか? 判断基準が問題となる。

民間企業の場合は、
いくら稼いだか?
何個売ったか?
等々、利潤という形で目に見える基準で成果を判断する。
もちろん、人材育成とか、他の評価指標もあるだろう。

僕の上司は、「目に見えること、物理的なこと」を成果として
みなす傾向があるようだ。たとえば、企業から現物賛助を
取ってくるとか、資金提供を受ける、等々。

それも大事な仕事だと思う。でも、それだけを成果として
見なされてしまうと、僕としては極めて厳しい。
残り1年3ヶ月の任期で契約から実行まで達成するのは
難しいかもしれない。


一方で、僕は民衆志向で開発途上国の社会経済の発展に
貢献することが協力隊事業の柱だと考えている。

したがって、僕が達成したいことは、現在入っている村落で
コンポスト化や環境教育を定着させることだ。それが、
民衆志向且つ現場の問題解決につながると考えるからだ。


しかしながら、上司は村落開発の為の資金を取ってくることを
評価するようだ。しきりに、「ミシンを買うカネを○○会社に
頼め」とか、そういうことばかり言う。

たしかに、カネを取ってくることは重要であり、十分に理解して
いるつもりである。だが、そればかり言われると、若干萎える。


赴任してから9か月が過ぎ、成果について問われるようになった。
そのことは喜ばしい限りなのだが、今まで提出した四半期レポート
や登山道の整備計画等は、評価の対象ではないのか?と思うと、
少々寂しく感じる。

ソフトではなくてハード、目に見えないことではなく目に見えること、
これがインドネシアでは評価されることなのかもしれない。



2011年10月3日月曜日

コンポスト、種菌をつくる

0.天気
任地の天気は晴れ。先週末、登山した方の情報によると
山頂付近も晴れていたとのこと。

1.コンポスト、種菌つくりが始まる
先週、またPasir Buncir村(以下、PB村)に入り込む。
目的は、種菌づくり。

コンポストボックスに土を入れ、先週作った発酵液を
混ぜる。混ぜ混ぜして、さらに10日ほど寝かせる。

近所の土と落ち葉が混ざった土壌に発酵液を投入。

土壌を取りに行ったり、発酵液を混ぜる作業は
僕と近所のおばちゃんたちの共同作業だ。

最終的には、住民の中から「環境担当者」みたいなチームを
組織化し、「人」を育て環境関連活動を定着化させたい。

途上国では住民の組織化が難しいと一般的に言われているが、住民とのコミュニケーションやフィールド調査を基に、
この目標を達成したいと思う。


まだまだ始まったばかり。
目標達成までの道のりは長い。



自己紹介

自分の写真
Kenichi Yoshida(Mr).サラリーマン生活を経て2011年年始よりJICA青年海外協力隊でインドネシアに赴任。2013年1月に本帰国。