(グデ・パン初登山を終えて…)
ついに登りました。自分の任地の山、
グデ山とパンランゴ山。
人生初のガチンコ登山が3000メートル級とは!
しかも、インドネシアって・・・最初はかなりビビッていたが、
何とか登頂そして下山することができた。
いくつか、メモを。
1.感動
「霧のグデ」が嘘のように晴れ渡った。
5:40に登頂できたときの感動は並々ならぬものがった。
普段、職場から眺めるだけだった頂上に
立った瞬間、「自分が勤務する山」として
グデ山とパンランゴ山を見ることができた。
正直に言えば、初めて任地とリアリティを
もって向き合うことができたわけだ。
任地が「任地」になった瞬間である。
やっぱり、僕は現場が好きなんだと
改めて実感した。
グデ山山頂。パンランゴ山をバックに。最高だった! |
一緒に登ってきたお客様とご来光を眺めることができたときは、
本当に感動した。久しぶりに涙である。登山というものが、
こんなに素晴らしいものだったとは!
月の明かりって、こんなにキレイだったのかー
インドネシアでも満点の星空を眺めることができるのかー
天の川って日本でもまともに見たことないのに……
2.仲間と一緒に登山すること
業務上、登山者はお客様ということになるが、今回はJICA関係者や
インドネシア人、アメリカ人の方もいたり、みなさんフレンドリーで
紳士的に接して下さったこともあり、一緒に登頂できたときは、
とにかく「このメンバーで登頂できて良かった!」と思った。
短い時間ではあるが、苦労を共にし登ってきたからだろうか?
ちょっと協力隊に似ているのか?
ひとつのテントに4人で寝た |
3.今後の課題
以下、業務報告書として上司に報告予定
(1)登山道の整備
これは急務。倒木や木の遊歩道がほぼ壊れていたり……
これでは、登山者が安心して楽しむことができないと感じた。
責任問題になりかねない部分もあるため、早急に整備する
必要があると感じた。
巨木が横たわる登山道 |
(2)ガイド、ポーターの料金体系
実は、公園管理事務所はガイドやポーターを紹介斡旋はするが、
公園管理事務所が定めた公式料金体系は存在しない
(前の所長の時代には存在したが…)。毎回交渉では面倒なため、
公式料金の設定も重要課題だと判明した。
(3)登山者への環境ポリシー徹底
一部の休憩ポイントで大量のゴミを発見。登山者に、国立公園の
環境ポリシーを守って頂けるように指導していく必要があると感じた。
捨てられたゴミ・・・ |
今後も、皆さんに愛されるグデ山・パンランゴ山であり続けられるように、
努力していきたい。残り592日、グデから続くパンランゴへの道のりのように
まっすぐ進んでいきたい。
まだまだ続くよ、青年海外協力隊。