<7月29日>
とにかく、マカッサルは暑い。本当に暑い。
普段涼しい高原で暮らしている為、暑さにやられた。
ぬぬぬ、風邪の予感である。
マカッサル郊外の漁村
トビウオ街道を歩く
みなさん、トビッコってご存知ですよね?
寿司ネタのアレです。
実は、みなさんが普段日本で食べているトビッコたちは、
インドネシア近海で捕られているのだ。ご存知だっただろうか?
そんな情報を仕入れていた為、トビウオの漁村を訪れることに。
まず、トビウオの卵、通称トビッコはどうやってとるのだろうか?
トビウオの腹を割いて取り出すのだろうか?
僕は、腹を割いて取り出すと信じていたのだが・・・実は・・・
(1)バナナの皮にトビウオが卵を産み付ける
トビウオは、漁師によって仕掛けられたバナナの葉っぱに
卵を産み付ける。産み付けられた卵を漁師が取るのだ。
漁船に巻きついたバナナの葉っぱを使う。 |
(2)トビウオの卵を乾燥させ、巻きついた綿をとり、「トビッコ」にする
バナナの葉っぱにくっ付いているトビウオの卵を一度乾燥させる。
その後、漁村に持ち帰り、付着した綿などを取る。普段我々が
食す「トビッコ」の原型が姿を現す。
綿が付着したままのトビッコ |
いよいよトビッコの完成!
ゴシゴシこすって綿を取る |
ちなみに、トビウオってこんな魚。
初めて見ました。
トビウオおばちゃんとトビウオ兄ちゃん |
これが、本物のトビウオちゃん |
トビッコの漁村に沈む夕日はきれいだった。
しかし、漁村に捨てられたゴミはやっぱり汚かった。
ああ、環境教育隊員、頑張らなければ・・・
漁村、夕日、そしてゴミ・・・涙 |
4 件のコメント:
老年の齢にある者で、米国メリーランドに住んでいます。一度も東南アジヤに行ったこともありませんが、にぎやかな彩りの小さな漁船がたくさんな写真がいいですね。
記されておられる、『漁船に巻きついたバナナの葉っぱを使う』とは漁船の屋根に積んでいる生の(or 乾燥させた)バナナの葉っぱということですか?、それからインドネシア近海とありますが、この人たちは何日くらい沖にいて、戻ってくるのでしょうか?。
のどかな景色がいいですが、インドネシネの島には海の毒蛇のいる島があると聞きますから、いつも安全にはご留意下さい・・老婆心ながら。
>米国在住の匿名さん
コメントありがとうございます。ご指摘の通り、漁船に巻きつけたバナナの葉っぱを使います。トビウオが飛びついて卵を葉っぱに産み付けるそうです。
また、漁師たちは1か月以上海に出るようです。近海の無人島を転々としながら漁を続けるとのこと。
インドネシアには、まだまだキレイな海辺がたくさんあります。もちろん、ゴミで汚れたところも多いのですが、隊員として微力ながら問題解決にあたりたいと思います。
Thanks for your prompt reply on my coment.
米国在住の ”匿名さん" です。
昨日は木を見て森を見ずで、"スラウェシ島3、「食べる、トビウオ、夕日」" のところのみを目にして、コメント送信させて頂いた次第でした.
他にも発信されているご専門の事案など、楽しく拝読させて頂きました。どうぞ健康に留意され、発信の継続を願います。
>米国在住の匿名さん
コメントありがとうございます。本業は、環境教育で、国立公園の職員として仕事をしています。周辺の学校で出前授業をしたり、トレッキングに来るお客さんをガイドしたり、森林保全に協力して頂ける企業を開拓したりしています。
ブログは週一回ぐらいのペースで更新しましますので、今後もお時間あればぜひ覗いてください。
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